ep11

擁護

なんとかグクから逃れてホッとするユンにココアを入れるジミナ。

〔狭くてごめんなさい。これ飲んでね。〕

<ありがとございます>微笑んで言う

〔い、いえ。〕
動揺するジミナ

〔あの・・そういえばなぜあいつはイヤなんですか?あいつ強いし良い奴ですよ?〕

<・・そうかもな。>

〔ならなんで?〕

<・・・・。>(あいつにされてることは言えない、こいつに知られるのもイヤ・・なんとか誤魔化すか・・?)

<寝てる時つぶされそうになるからあいつはイヤです。>

〔あー・・あいつ寝相悪いもんな。ハハ、なるほどね。じゃあ足引きずってるのもそれで、か。〕

<・・足!?あ、あぁ。そう。>
(流石sp・・隠してるのに気付いてるなんて焦る。)

〔治療しましょうか?跡残ると困りますしね〜〕

<え?い、要らないです。>
(嘘がバレる!!)

〔・・そうですか。〕
(なんで要らないのかな?イヤイヤするつもりもないから良いけどね。)

<気持ちはありがとな。>

〔いえいえ。〕
(まあ笑ってるし気にしないでおこう。)










時は過ぎ
22:00

ジミナ家を出てバーへ向かうベンツ。

「じゃあ行きましょうか。」

やがて今日のバーに着く。
場所は昨日とは違って人通りはほとんどない。真っ暗な路地裏にある1軒のバー。

「これは・・ヤバくないですか?」

(周りの状況が最悪。警護し辛い。もしもここであいつが待ち伏せしてても何もできない・・それにこの人を狙ってるのはあいつ以外にも居る。此処は危険すぎる。)

〔やばいな・・引き返すか?〕

<・・暗闇怖い・・>
泣きそうな

「擁護者も泣きそうですし引き返しましょ"バンッ!"」

引き返そうとしたら銃声・・
「っ!?ヤバい!」

前を見れば無表情でこちらを見ているVと目が合う

<・・だ、誰?>

〔おい!あいつって凶悪犯の・・!?〕
心当たりのあるジミナ

「そうです。凶悪犯のVです。でも今の銃声はこいつじゃない。状況は最悪です。」(Vを避けて逃げてもあいつは追ってきそうだ。でもあいつだけならまだ良い。ここは逃げる!)

「今は逃げましょう!」
車を走らせ逃げる

「ジミナヒョン上にいる奴撃って下さい!」

〔うん。〕銃を取り出して窓をすこし開け射殺して行くジミナ

(Vって・・傷付けるの好きな奴だったな。見た目は綺麗だけどあの表情は・・底なしの闇みたいだ。あいつには注意しよう。絶対に殺される・・)

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